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2025/02/13

紙おむつ「SAP」水平リサイクル 実現へ ②

「水平リサイクル」とは、使用済みの製品を原料にして、同製品に生まれ替わる
事です。回収後の紙おむつを加水分解し、精製ポリマーに戻す技術を確立した。
再生SAP = 新品SAPと全く遜色がないレベル(吸収量50倍)に成功した。
ただ、再生コストは、新品よりも高くなってしまうもの。そこで、紙おむつの
素材部分のパルプや、SAPが吸収した「し尿」をバイオマス燃料に転換する等、
テイクバック施策を視野に入れて‘26にもプラント稼働を目指す。技術はクリア
できても、課題はおむつ分別回収のインフラ整備である。自治体や各施設、
家庭の協力が欠かせない。多難だが実装して欲しい。整備されたら協力する。
人生のスタートと終末期にお世話になるものだ。憂いなく使用したいと思う。

紙おむつ「SAP」水平リサイクル 実現へ ②2
紙おむつ「SAP」水平リサイクル 実現へ ②2
紙おむつ「SAP」水平リサイクル 実現へ ②3
紙おむつ「SAP」水平リサイクル 実現へ ②4

2025/02/12

紙おむつ「SAP」水平リサイクル ①

日本が紙おむつ商品化で世界に先んじたという記憶は正しかった。当時は高価
で常用出来なかったが、子供と外出時には大変重宝した。激しく動いてもモレず
心強かった。近年、高齢化が進んで大人向け市場が拡大し、紙おむつの廃棄量も
増える一方という。5年後には一般ゴミの7%になると予想され、自治体の負担
が増大している。そこでSAPの供給素材メーカーの住友精化が、リサイクル技術
を実験→開発した(世界初)。SAPとは「高吸収樹脂」の事で、紙おむつの保水
部分に使われる。尿など自重の50倍を吸収でき、圧迫されてもしみ出ない特性
があるという凄い素材だが、既存のリサイクル技術では吸収率が 1/5 に低下
する。そこを新技術で乗り越え水平リサイクルを可能にしたという。

紙おむつ「SAP」水平リサイクル ①2
紙おむつ「SAP」水平リサイクル ①2
紙おむつ「SAP」水平リサイクル ①3
紙おむつ「SAP」水平リサイクル ①4

2025/02/10

蓄電池

スマートハウス ZEH の要は ①断熱 ②創エネ&蓄エネ と考えます。
創エネと蓄エネはセットで「無駄なく活きる」のに、『蓄電池』は、FITとの
兼ね合いや、価格面での負担面で普及が進まず地味な存在でした。最近は、
設置宅を時々見かけます。FIT契約の終了を機に設置するパターンが多い様
です。補助金も使えます。何より災害時の保険として考えれば賢明でしょう。
レアメタルを使わない蓄電池の販売が ‘25・4~開始されるとの記事に安堵
しています。レアメタル産出国は偏っている為、規制や供給網の影響を受け
易く安定的な供給に不安があります。レアメタル不使用の技術は日進月歩
です。近未来には、エアコンの様に標準設置できる価格になるといいなぁ。

蓄電池2
蓄電池2
蓄電池3
蓄電池4

2025/02/06

自己治癒力とオートファジー

痛みがあったり、原因不明の不調があったりするが、何となくやり過ごすと
いつの間にか痛みが消えている…ことありますよね。自己治癒力と呼びます。
その力はオートファジーが担っています。オートファジーは自食作用のこと。
細胞内を正常な状態に保つために、不要となった物質を分解し、分解された
老廃物はリサイクルされ、生きるためのエネルギーになる仕組みです。
その上、細胞内部の物質をあらゆるダメージや障害から守ってくれます。
オートファジーを活性化させる研究も進んでいます。解明の片鱗を見逃さず、
難病と言われる疾病を、完治する可能性がどんどん広がることを期待します。

自己治癒力とオートファジー2
自己治癒力とオートファジー2
自己治癒力とオートファジー3
自己治癒力とオートファジー4

2025/02/03

発電用風車「廃棄ゼロ」を目指して

発電用風車の寿命は20年だそうです。寿命後、日本において羽根(ブレード)部分
は埋立て処理されます。ブレード以外のリサイクルの技術、流通網は既に確立し
ています。ブレードは風車リサイクルの「最後の関門」で、ブレードの一部をリサイクル
し活用実験に取組んでいる段階です。ドイツ企業では大規模風車から炭素繊維を
取出し、活用の実証実験に取組んでいます。   日本も「廃棄ゼロ」技術が
大量寿命の到来に間に合うよう期待しています。海外と違い、日本には風車の
廃棄規制が殆んどないことから「コスト的には埋立が効率的。」との認識ですが、
受益企業・業者には「廃棄ゼロ」技術の早期実現と活用をお願いします。

発電用風車「廃棄ゼロ」を目指して2
発電用風車「廃棄ゼロ」を目指して2
発電用風車「廃棄ゼロ」を目指して3
発電用風車「廃棄ゼロ」を目指して4