阪神・淡路大震災から30年。災害時に破壊された建造物の破片などの、瓦礫
処理の概念が大きく転換したきっかけになったのを知りました。
当時神戸市は、中間処理(「焼却・破砕・溶融・脱水・選別」等)を行っていな
かったが処分場の困窮を前に処理方法の転換をする。深さ30mまで埋めた瓦
礫を重機で掘り起こし分別へ。金属リサイクルやコンクリート埋立資材に回し、
木材瓦礫は6割に圧縮した。これを機に処理の考え方が大きく変化し、東日本
大震災に生かされた。宮城県東松島市は14品目に分別徹底し、
約97%がリサイクルに回り、処理費用が計画より約57億円削減された。
瓦礫処理のスキームはこれからも改良しながら進歩する。と願っています。