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2025/01/06

廃食油からペットボトル量産

あけましておめでとうございます。
1月から弊社名は 株式会社エムスビルド になります。宜しくお願いします。
お正月は食べ過ぎ、飲みすぎた方も多いのでは?私も、身体が重い…
お供のお茶が表題のPET bottleだったかもしれませんね。「サントリー」が世界初の
廃食用油由来ペットボトル産生に成功しました。ボトル重量の70%を原油から廃食油に
替えたものです。順次導入し、想定約4,500万本分を原油由来から
バイオマス由来へ、今後も拡大方針とのこと。目的は CO2排出量の削減です。
世界に広がるといいな。サプライチェーンの構築があって実現したプロジェクト。
協業や連携は、ビジネスやチャンスを広げますね。

廃食油からペットボトル量産2
廃食油からペットボトル量産2
廃食油からペットボトル量産3
廃食油からペットボトル量産4

2024/12/26

2050年の約束

パリ協定では「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より低く保ち、
1.5℃に抑える努力をする」為に「世界全体のCO2排出量を2030年までに約半減、
2050年までに実質ゼロ」の目標が掲げられました。
日本は「2030年度マイナス46%(2013年度比)、2050年ネットゼロ宣言」を
国連に提出しました。排出量を+-ゼロにする約束をしたのです。
各国2015年から5年毎の削減目標を自主的に作成・提出する義務があります。
地球ぐるみで脱CO2に邁進しています。そして脱CO2は大きな産業になりました。
次回は新年にお会いします。よいお年をお迎えください。

2050年の約束2
2050年の約束2
2050年の約束3
2050年の約束4

2024/12/25

CO2を石に変える技術

日本ではCO2地下貯留技術の実証実験中です。一方、スイスの企業による
二酸化炭素を石に変える技術も注目を浴びています。
❶ファンの吸気口から空気を取り込み、フィルターにCO2を吸着させる
➡ フィルターを100度まで加熱し、CO2分子を分離、回収する→→
❷回収したCO2を水と混ぜる ⇒ 炭酸水の状態で地下数百~2000mに圧入する
⇒ 地層の玄武岩に含まれるカルシウム等と反応し2年以内に炭酸カルシウム等の
鉱物になる。なんと、少なくとも数千年間はそのままの状態で地中に貯留できる
という。自然界では数百年~数千年かけて起こる反応だそうで安全性も高い。
なんと凄いショートカットですね。

CO2を石に変える技術2
CO2を石に変える技術2
CO2を石に変える技術3
CO2を石に変える技術4

2024/12/23

CCS技術(CO2地下貯留技術)②

北欧では国が事業化し、実証しています。CO2削減の先送りでは?とも考えられますが、
選択肢として現実的だと思います。CCSは適切な地層選定が肝です。
技術は確立しています。あとは、CO2の輸送 ~ 圧入までのコスト低減が実現できれば
本格的にGO!の段階です。しのぎを削る音が聞こえてきそうですね。
3、4年後に期待です。心配な地上への漏れですが、IPCC(正式名は長すぎて割愛)の
調査では、地層を適切に選定し、適正な管理を行うことで、貯めたCO2を
1000年に亘り、貯留層に閉じ込めることが可能、と報告されています。
1000年後には、閉じ込めた気体がどんな有機物に変化するのかな?? 

CCS技術(CO2地下貯留技術)②2
CCS技術(CO2地下貯留技術)②2
CCS技術(CO2地下貯留技術)②3
CCS技術(CO2地下貯留技術)②4

2024/12/19

CCS技術(CO2地下貯留技術)①

二酸化炭素の回収・貯留技術のことです。日本では、北海道苫小牧市の沿岸のプラントを
2016年4月から2019年11月までの間に実証試験を実施しました。この実証試験で
地下に圧入した二酸化炭素の量は「累計30万トン」。現在は、地下に圧入した
二酸化炭素の経過観察や、地下構造のモニタリングといった環境評価を続けている。
大陸棚や海底のCO2を通さない地層(遮へい層)で覆われた下の、すき間がある地層
(貯留層)に分離して圧入(封じ込め)する技術です。解り易くいうと、
排ガスを回収→CO2だけを分離→すき間に流し込む→フタで閉じ込めて漏れない仕組みです。

CCS技術(CO2地下貯留技術)①2
CCS技術(CO2地下貯留技術)①2
CCS技術(CO2地下貯留技術)①3
CCS技術(CO2地下貯留技術)①4