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2025/09/05

日↔欧の海上輸送 喜望峰ルートに変更

中東情勢の悪化で世界の船社がスエズ運河を避け、南アフリカの喜望峰経由
ルートを選択しています。従来のアジアから欧州への輸送は、❶スエズ経
由が最短ルート航路(25〜30日)で、通行料が発生し、運河で渋滞のリスク
もあるそうです。❷喜望峰経由では+10日以上の遅延になり、通行料は不
要だが、迂回分の燃料コストが発生する。もとより喜望峰は強風、高波、
天候不良発生の難所である。+冬場の南半球は荒天になりやすい。その結
果、‘24にはコンテナ落下流出が ‘23の2.6倍に増加した。記事に触れて、
貿易を担う海上輸送就業者の使命感&伴うリスクに思いを馳せました。

日↔欧の海上輸送 喜望峰ルートに変更2
日↔欧の海上輸送 喜望峰ルートに変更2
日↔欧の海上輸送 喜望峰ルートに変更3
日↔欧の海上輸送 喜望峰ルートに変更4

2025/09/01

防災グッズの充実に瞠目

9月1日は、1960年に防災の日と制定されました。102年前の今日、関東
大震災が発生したのです。日本は自然災害が多いのを実感しています。
食品のローリングストックは浸透している様です。つい最近、衛生用品で①「シ
ート型歯磨き」水不要の使い切りシート ➾指にはめて口内を磨く。②「水
不要手袋型シャンプー」手袋型の洗髪用ウェットシート ➾頭皮を揉んで汚れを
拭き取る…という製品を知りました。①②共に貴重な水の使用を抑える
うえ、QOLが格段に上がると思います。小型のソーラーモバイルバッテリーも多様
です。防災グッズは9月が一番充実しています。情報確認のチャンスですね。

防災グッズの充実に瞠目2
防災グッズの充実に瞠目2
防災グッズの充実に瞠目3
防災グッズの充実に瞠目4

2025/08/29

猛暑でリチウムイオン電池が熱中症状

7月JR山手線車内で乗客のモバイルバッテリーが、発火し電車が緊急停止した。
スマホでも使用される「リチウムイオン電池」は、環境温度が0℃~35℃
程度での使用想定がされている。45℃を超えると著しく劣化し、熱中症状
を起こすそうだ。人と同様に、涼しく休ませる、電源OFFが有効な治療法
とのこと。モバイル用の熱吸熱シートもあります。但し、保冷剤で直接冷
やすのは内部結露で故障する可能性がありNGです。リチウムイオン電池
は衝撃にも弱いのです。家庭ごみと一緒に捨てられ火災が起こり、数十億
円の被害が出た自治体もあります。自治体の分別と回収を守りましょう。

猛暑でリチウムイオン電池が熱中症状2
猛暑でリチウムイオン電池が熱中症状2
猛暑でリチウムイオン電池が熱中症状3
猛暑でリチウムイオン電池が熱中症状4

2025/08/25

幸せな貢献 乾電池から肥料へ

乾電池は鉱石に比べ、成分比が分かる上、既に製品となっているため高純
度のマンガンと亜鉛が得られます。使用済み乾電池⇒ブラックマス(二酸
化マンガンと亜鉛を含む)を取出し⇒1300度に溶融しガラス化する=「熔成
微量要素肥料」(肥料化)という。ガラス化すると、土中でゆっくり溶け、
作物が吸収しやすい状態になるそうです。マンガン&亜鉛は、生物に必須
ミネラルで、細胞の構成成分、環境ストレスの耐性成分である。農作物全
般に使用できて、特に亜鉛を必要とする果樹、お茶、豆、野菜などへ効果
が高い。既に製品が流通しています。最期は肥料になり貢献します。

幸せな貢献 乾電池から肥料へ2
幸せな貢献 乾電池から肥料へ2
幸せな貢献 乾電池から肥料へ3
幸せな貢献 乾電池から肥料へ4

2025/08/22

レアアースを不使用の磁石を開発 

㈱プロテリアル(旧日立金属)がEVモーター向けに、レアアース不使用の
磁石を開発した。レアアースは中国に偏在し、同国での輸出規制の供給不
安が常で、日本及び世界の自動車製造に影響が大きい。新たな磁石は
「ネオジム磁石」に相当する。通常より強磁力で、電動車や精密機器に使
われる。同社は2種類(❶❷)を開発し、❶は既に量産工場へ試作サンプル
提供(テストしてもらうこと)を開始した。❷は次世代磁石(耐熱性を高めたも
の)で、2026.4~サンプル提供開始予定である。これにより供給不安を軽
減できる。レアアース鉱石からの代替技術が日進月歩です。頼もしいですね。

レアアースを不使用の磁石を開発 2
レアアースを不使用の磁石を開発 2
レアアースを不使用の磁石を開発 3
レアアースを不使用の磁石を開発 4