最近注目されるSAP(再生航空燃料:バイオエタノール)。三重大学の研究グループが、
SAPの原料にする為、食用に向かない大型海藻で実験を開始した。’26~エタノール生
産を開始する。藻類のCO2の吸収量は陸上の植物より多い。中でもCO2の吸収率に
優れる13種の大型海藻を選定し⇒養殖に最適な条件を詳らかにし⇒安定生産を目指す。
大型海藻は短期で成長、4mに育つものもあり、利用エネルギー量の大きさが期待され
る。海藻は魚の棲家になり、漁業資源を増やす効果も期待できる。『産官学連携』で
SAPの自給率向上を目指す。課題は、養殖に適した沿岸は「港湾区域に」指定され、
養殖が制限される場合があること。自治体や関係者の協力もあり、29年度までに25㌶
の養殖を進める予定だそう。海岸線の長い日本の特性を存分に生かせる技術ですね。