厚生労働省による種々の審査・基準をクリアしたものが販売されていますが、
殺虫効果がある薬剤は、人やペットにどの程度安全なものか、調べてみました。
現在の殺虫剤の有効成分のうち、90%以上はピレスロイド系(神経系作用)の
成分が使用されています。このピレスロイドには「選択毒性※」という性質があり、
人にもペットにもほとんど無害です。 ※選択毒性とは、特定の生物に対してのみ
高い毒性を発揮する性質のこと(例:犬にチョコレート、猫にネギ等)。
温血動物(哺乳類、鳥類等)は、昆虫に比べて神経系が複雑なので、ピレスロイドを
吸い込んでも、中枢神経に届く前に体内で分解→排泄ができるという仕組みを
持っているそうです。
人や動物に有効でなくとも、毒性を持つものです。
過剰に吸い込んだり、誤飲しないように、保管場所にも注意して下さいね。